冬のオープンハウスに行ってみよう!part2(近隣との雪トラブルはないのか)

・パート2では近隣との雪トラブルについてお話します。

屋根の形状によっては屋根の雪が隣地へ落ちてトラブルになるケースがあります。これは実際冬のハイシーズンにならないと確認出来ない事です。
敷地が広く屋根の雪が落ちても大丈夫という家は少なくなりました。
傾斜屋根だと安易に雪がどこに落ちるのか想像出来そうですが、見落としがちなのは冬の気圧配置は「西高東低」と言われているように西から東に風が吹きますので家の東側に「雪庇(せっぴ)」が出来ます。
雪庇が出来やすい風の通りが良い立地だと吹雪の翌日屋根からはみ出るほどの雪庇が出来ます。
東側玄関だと人の通り道に雪庇が出来るとなれば屋根に登り雪庇を落とす必要があるかもしれません。
また東側にボイラーの吸排気筒、電線、電話線、最近だと光ケーブルがあれば雪庇の落下によって壊れてしまうケースも考えられます。

最近は「雪庇」が出来にくいように三角の役物を装着している家やヒーターを設置している家もあります。

冬のオープンハウスは、屋根からの落屑状況や、雪庇の出来る東側をチェックしてみて下さい。

パート3では屋根の雪処理についてお話します。