オープンハウスに行ってみよう!の記事一覧

札幌での住まい選びで重要なポイントの一つが「雪対策」です。
・前面道路の除雪対策はどうなっているか
・近隣との雪トラブルはないのか
・屋根の雪処理は必要な家なのか
・除雪した雪の排雪場所があるか
・家の暖房はどのようになっているか、暖かさは十分なのか、ランニングコストはどの位か

ざっと挙げても冬にならないと分からない事はたくさんあります。
夏の過ごしやすい時期も良いですが、家選びをしているお客様の中には「冬に家を見る」と決めていらっしゃる方もいる位、札幌に住む私たちと雪は切っても切れない関係にあります。

では、冬のオープンハウスでどこを見たらいいのでしょうか。
上記に示した項目から見ていきましょう。

・前面道路の…
・パート2では近隣との雪トラブルについてお話します。

屋根の形状によっては屋根の雪が隣地へ落ちてトラブルになるケースがあります。これは実際冬のハイシーズンにならないと確認出来ない事です。
敷地が広く屋根の雪が落ちても大丈夫という家は少なくなりました。
傾斜屋根だと安易に雪がどこに落ちるのか想像出来そうですが、見落としがちなのは冬の気圧配置は「西高東低」と言われているように西から東に風が吹きますので家の東側に「雪庇(せっぴ)」が出来ます。
雪庇が出来やすい風の通りが良い立地だと吹雪の翌日屋根からはみ出るほどの雪庇が出来ます。
東側玄関だと人の通り道に雪庇が出来るとなれば屋根に登り雪庇を落とす必要があるかも…
パート3では屋根の雪処理は必要な家なのか についてお話します。

前段でも触れました傾斜屋根であれば雪は傾斜によって落ちますが、屋根の葺き方が最近は「横葺き」が主流になっています。
以前は「長尺屋根」が主流でしたが、傾斜屋根だと落雪がまとまってドカーンと落ちますので、人の通り道に落ちるような傾斜だと大変危険でしたが通常の「横葺き屋根」は落ちるまでに何回も段差を通過するのでドカーンと落ちずにパラパラと落ちます。
また傾斜屋根でも雪が落ちにくい「ストッパールーフ」というものも出てきています。

どちらにしても傾斜のついている屋根は基本雪落としよりも雪の落ちる場所に関して注意を払う必要があるかもしれません。

傾斜の…
パート4は除雪後の雪を捨てる場所があるか です。

敷地に余裕があれば敷地内に雪を捨てる事も出来ますが、敷地に捨てる場所が無いとなればどこか近くに雪を捨てる場所があるのかをチェックする必要があります。

隣が公園なんてパラダイスな立地はそうありません。
近隣の道路事情もありますので道路脇に捨てるのも限界があります。
最近は民間で「排雪サービス」を行う業者が増えて来ました。
契約した周期で予め決めた場所に雪を貯めておけば排雪してくれるサービスです。
近隣の住宅を見回すと「赤い小旗」が掲げられている家が、民間の排雪業者を依頼している事が確認出来ます。
契約内容によりますがシーズン3万~4万円というのが一般的です。

また…
最近はVR等の発達で現地に行かなくても現地にいるような感覚になるツールが増えてきています。
オープンハウスには行ってみたいけど、日時が合わない、仕事の都合で夜が遅い等でなかなかオープンハウスに足を運べないお客様には良いツールの一つかもしれませんね。
インターネットが出始めた頃、会社のホームページ作成を社長に提案したところ「そんなもので家が売れるか!」と一喝されましたが、「絶対売れます!」と断言して自分で作成した事を思い出します。

今ではインターネット広告がで主流となった時代、これからは内覧も自宅に居ながら…という時代が来ると思います。

下のQRコードを読み込んでもらうと室内の360度パノラマ画像が見ら…